数百キロの旅の果てに

なんとか島に到達した一行。

思えば昨日の朝、家を出てから何百キロ。

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いつか東北にボランティアに行きたいと思っていて、でもどうしたらいいか、どこにどうやって行ったらいいかわからなくて、そんなときちょうど良く組合の案内で回ってきた「植樹のボランティア」。

当初は「桜の苗木を植えることが目的」だと思っていたボランティア。

参加を決めたときは、単なる作業をしにいくだけだろうという軽い気持ち。

「桜を植える」ことが、果たして何の役に立つのか?という疑問。

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だったはずが。

海は大荒れ、船は止まる、隣の島を歩かされて、小さな艀に乗せられて、ようやく辿り着いた寒風沢島。

ここが、長崎から、高知から、旭川から、全国各地の有志が「だったはず」で思い描いていた寒風沢島。

ここで人々は、「島」と「人」と「桜」に出会います。