プロジェクトの創始にあたって(2012年春)

project_message

「物語」とは私たちが生きる限りどこにでも、どんな物にでも存在しています。それは、発見し、切り取り、彩り、言葉にして想い、語り合うことによって私たち自身の人生をより豊かにしてくれるものだと考えます。

自らが生かされている自然との関係を想うこと、新しく命が生まれたこと、大切な命が失われたこと、恋愛し失恋したこと、生涯を掛けて極める仕事を決めたこと、いつかの誰かの時間を想うこと、特別ではない明日を想像すること。


それらは皆、物語です。

今日乗った電車にだって、今来ている服にだって、目の前の少し冷めたコーヒーにだって、そのコーヒーが入ったマグカップにでさえ物語はいつも存在しています。

桜onプロジェクトは、あなたが自らの「物語」を大切にし、隣に在る「物語」を思いやりながら生きることの「価値」を改めて提案します。

そしてあらゆる地域や場所で、
「物語」を長く有効にしていくためのマイルストーンとして桜の木を植えるとともに、人々と「物語」を交感し、想い、語り合う場を創り、イノベーションを誘発するような新しい「関係性(つながり)」と「物語」を築くことが出来るプログラムを実施しています。
創造性ある多様な物語を“創出し・記録し・贈っていく”ことが、
必ずより良い未来への一筋のアプローチになるという信念の基に。

〜 代表 田中孝幸 〜