山閉伊一揆

田野畑村の歴史を語る上で、三閉伊一揆は欠かす事ができない出来事です。三閉伊一揆とは、江戸の時代に南部藩で起きた百姓一揆ですが、藩の圧政を逃れるために立ち上がり、日本近代史上唯一の勝利の証文を受け取った一揆です。一万数千にものぼる老若男女、農民、漁民様々な職業の参加者があったわけですが、これを束ね、強い結束のもと勝利に導いた指導者が田野畑村の佐々木弥五兵衛と畠山太助でした。

三閉伊一揆については、田野畑村に建つ民族資料館で物語を学ぶ事が出来ます。

そして、今回のセッションには「一揆を語る会」から畠山吉郎さんに参加していただきました。

畠山さんはまだこれから活躍の場が沢山待っているPCMUのみなさんに以下のような話をしてくださいました。

一揆の勝利、それはリーダーの力に沿って参加者が“勇気・情熱・団結”を持って行動した成果である。

村を例に挙げると、「村長」が変われば「職員」が変わる。「職員」が変われば「家族」が変わる、「家族」が変われば「地域」が変わる。「地域」が変われば「村全体」が変わる。というようにリーダーの力は大きい。みなさんもいずれそういった素晴らしいリーダーになってほしい。

 

今回、すでにリーダーという立場で参加されている方もいらっしゃったと思いますが、これからそういった立場になっていかれるみなさんにも響いたお話だったのではないでしょうか。