祖父の思い出

なんとか家族の想いのこもった木を残せないだろうか。ひとつの手段は移植でした。しかしこれだけの大きな木を場所を移して植え替えるのには膨大な手間とコストが掛かります。また木そのものが弱っていて、移植には耐えられない可能性が高かったのです。

でも、遺したい。すべて無くしてしまったところに、祖父の思い出の詰まった桜の木だけでも、遺せたら。

そんな俊博君と三国家の人々の想いを受けて、プロジェクトは財団法人日本花の会との協力の下、おじいさんの桜の若芽を接木し、遺し、生まれ変わらせようと行動を始めました。