追悼:大林宣彦監督 景色を創り、未来を創る

私たちが駆け出してまもない頃に、牡鹿半島で出会った人たちと桜の話を、大林さんにみてもらったことがあります。

大林さんは、日本財団が主催した動画コンクールに応募したときの審査委員長でした。大賞には及びませんでしたが、優秀賞(2位)に選んでいただきました。

「人に寄り添う、想いをいたす姿勢を今後ももちつづけてください」

そんな講評をもらいました。

あれから8年。こうして積み重ねてきた「記憶の記録」が、実はたくさんあります。あのころ「何年か後に振り返ってみたらどうだろうね」といっていた何年か後になりました。この年に生まれた仲間の息子さんも、もう小学生です。