震災翌年の2012年3月、宮城県にある牡鹿半島で出会った地元の方々と一緒に桜の植樹をする機会を頂いた。あの時、5年後、10年後はどうなるか？とあれこれ想像したが、今となれば人の記憶よりも桜の成長とこの動画が当時の記憶を鮮明に呼び起こすスイッチとなる。この記録を未来へ繋げたい思い記録動画を制作し、日本財団主催の動画コンクールに応募したことがある。当時、審査員だった映画監督の大林宣彦さんに「人に寄り添う、思いを致（い)たす姿勢を今後ももちつづけてください」と講評を頂き、優秀賞（2位)を頂いた。9年の時を経て、そのコメントの意味が良く分かる。桜をきっかけに生まれた人のとの出会いをこれからも大切にしていきたいと思う。https://youtu.be/ANscdcex7GQ