世代を超えて協力して

2015年5月16日

桜on田野畑・未来創造プロジェクトの植樹第一弾は、大峰山登山口を舞台として行われました。参加者は机・北山地区の自治会の代表メンバー、小学生までの子供たちとそのお父さん・お母さん方約20名。森林組合の職人さん達と役場メンバー、桜onプロジェクトメンバーが加わっての植樹作業でした。

苗木を植えるための大きな穴を森林組合の職人さん達が要領よく行った後、子供達が主力となりその穴に植えた苗木の周りに土を戻す作業を頑張りました。土遊びの楽しさに目覚め、植樹作業そっちのけで遊びに興じる子供も数人出てきましたが、

「こらこら!しっかり作業しなよ!」

「こうやってやるんだよ!」

と厳しくもやさしいこ言葉が飛び交い、世代を超えた連携があちこちのグループで生まれていました。

約2時間の作業を終え、10本の桜が参加者の色々な想いと一緒に植わりました。濃いピンク色の花が咲く陽光桜です。

植樹の後、あるお母さんからいただいた言葉に、ここに植わった桜から新しい物語がいくつも生まれてくる予感を感じさせてくれました。

「津波で我が子の思いでのモノを全て失ったことの悲しみが強く、しばらく立ち直れないこともありました。でも、幼いわが子の笑顔に救われ、どんな些細なことでも写真に残すようにしています。今回の植樹の体験は、これから桜と一緒に成長していく子供たちのことをしっかりサポートして見守っていきたいと改めて思える貴重な体験となりました。」